Days in Köln Cologne, GERMANY

私のドイツ短期留学の舞台はケルンでした。約14時間のフライトを終え、フランクフルト空港からICEに乗って約1時間で到着。ケルン中央駅では何者かに白い液体をかけられるという洗礼を受け、ピックアップのスタッフにも会えませんでしたが、なんとかタクシーでステイ先に到着しました。

ケルンに着いたのは夜の7時ごろ。辺りは真っ暗。

翌日から学校に通いました。初日は電車に乗るもホストマザーに教えてもらったルートでは行けないことに途中で気付き、結局タクシーを使ってやっとたどり着きました。学校の建物はドイツらしい古めの外観。先生が実家の犬を連れてきたりととても自由。

学校は大きな通りに面していて、周囲にはオフィスビルが立ち並びます。
Karneval 

11.11 11:11

ケルンのカーニバルは毎年11月11日11時11分に始まります。朝早くから街に繰り出し一斉にカウントダウン、お酒飲んで歌って踊って知らない人同士肩を組んで大騒ぎです。

Kölle alaaf!!

合言葉はKölle alaaf。乾杯する時も挨拶も。

Costume

カーニバルには仮装して参加。キャラクターの仮装をしたり、ケルンカラーの赤と白でおしゃれをしたりとスタイルは人それぞれ。

ドイツに来て4日目でしたがこんなビックイベントに参加できたおかげで学校の友達ともすぐに距離を縮めることができました。いつもは真面目なドイツ人もこの日は知り合い友達関係なく皆仲良くお祭り騒ぎ。若者だけじゃなくておじいちゃんおばあちゃんも笑顔でとっても楽しそう。

Schokoladenmuseum

Ship in harbor

ライン川に突き出るようにしてできた港、Rheinauhafen。その先に建てられたチョコレート博物館はまるでガラスと鉄の船とも言われます。一歩足を踏み入れると甘いチョコレートの香りに包まれます。

History of Chocolate

チョコレートの原料であるカカオの生産地やその輸入の歴史、チョコ販売機や包み紙のギャラリーなどチョコレートにちなんだ展示がいっぱい。歴代チョコCMが流れるシアターは時間を忘れて見てしまうくらい面白かった。

Golden Cocoa Tree

館内奥にある黄金のカカオの木。その根元からはとろっとろに溶けたチョコレートが流れ出ています。おじさんにたっぷりチョコをつけたウエハースをもらいました。

Lindt

館内ではLindtチョコレートの生産工程を間近で見ることができます。大きな機械で大量生産されるチョコはチケット購入時にもらえるチョコのようです。

Köln Triangle PANORAMA

ケルン市内を流れるライン川にかかるホーエンツォレルン橋を大聖堂側から対面に渡ってすぐのところにあるガラス張りの円筒のビル。その屋上からはケルン市内を360度見渡すことができます。

全面ガラス張りになった展望台。意外にも人は少なめ。

Freudenberg

週末には友達と電車に乗ってフロイデンベルクへ行きました。行き方などは別のSlateでまとめています。

Koblenz

フロイデンベルク観光後にはコブレンツまで足を運びました。ライン川沿いを走る電車の車窓からは綺麗な夕日とそれに照らされたブドウ畑が見えました。

コブレンツに着く前に日没を迎えてしまい、残念ながらドイツの角を見ることはできませんでした。今度はお昼間にリベンジしてワインも飲みたいです。

Art and Architecture

中世にタイムスリップしたかのような古い建物が立ち並ぶ旧市街もあれば、ガラス張りの新しいビルも建つケルン。街を歩けば巨大な頭が転がっていたり、ビルにはアイスクリームが刺さっていたりと町中にアートが溢れています。ちょっとした標識や看板もおしゃれ。

チョコレート博物館もあるRheinhauにはくの字型に曲がったビルが建っています。ケルンの新しいランドマークにもなりつつあるこの建物には多くの有名企業のオフィスが入っています。

Kölner Dom

世界遺産に登録されているケルン大聖堂、その正式名称はDom St. Peter und Maria(聖ピエタとマリア大聖堂)。ゴシック様式の建築物では世界最大です。

大聖堂は中央駅の真ん前

ケルンの玄関、ケルン中央駅を出ればすぐに大聖堂が出迎えてくれます。初めて見たときはその大きさに圧倒されました。入り口前広場では観光客が写真に収めようと屈み込む姿をよく見ます。

東方の三博士の聖遺物が入ってると言われる棺

聖堂内は入場無料です。観光客は多くても聖堂内は広く天井が高いので混雑している感覚はありません。少しひやっとしていますが椅子に座って静かに考え事をするにはもってこいの場所だと思います。

現存するヨーロッパ最古の十字架、ゲロ大司教の十字架
ミラノのヴィーナス

聖堂内には貴重な宝物が展示されています。窓は全てステンドグラスになっていて入り込む光がとても綺麗です。

大聖堂の窓は全てステンドグラス

正面から全てを写すのは難しいくらい大きな大聖堂。有名な撮影スポットはホーエンツォレルン橋のふもとです。

ミサの行われる祭壇

ミサの見学もできますが人気なので早めに行かないと遠目から見ることになります。冬は聖堂内でも寒いのでしっかり着込んでいくことをお勧めします。

Weihnachtsmarkt

11月23日より待ちに待ったクリスマスマーケットが始まりました。小さい頃からずっとずっと憧れていた本場と言われるドイツのクリスマスマーケットに訪れることができて感無量でした。寒く暗いドイツの冬を彩る町中に溢れたクリスマスの装飾品は地元ドイツ人の心も弾ませます。焼きアーモンドの甘い匂いやソーセージの香ばしい匂いが漂い、グリューワインを片手に会話を楽しむ人々で溢れかえるマーケットは異世界の雰囲気をもちながらもドイツの冬の日常として人々に愛されていました。

ドイツのピカチュウは可愛くない

ケルンのクリスマスマーケットについては別のslateにてまとめています。

Bonn

ケルンのA2定期券をもっていれば隣町のボンまで行けます。ベートーベン像に会いに行ったら街はクリスマスマーケットで盛り上がっていました。

ボンでは大きなクリスマスピラミッドがたくさん建てられていました。その下はバーになっています。

ボンはケルンよりも古い建物が多い印象でした。それがまたクリスマスマーケットの雰囲気とよく合っていて、いわゆるドイツらしい風景が広がっていました。

ケルンは都会といえど自然も多くて私にはとても過ごしやすい環境でした。夜になれば電気も少なく辺りは真っ暗。日曜日には本当にパン屋さん以外のほとんどのお店は開いていません。最初はドイツのライフスタイルに少し戸惑いましたが、なるべく自然のままの環境に合ったリズムで過ごす姿勢に魅力を感じ引き込まれていきました。慣れない環境でもマイペースに過ごせたのもそのおかげだと感じています。3週間と短い期間でしたが私には十分すぎる経験ができたケルン滞在でした。

Danke für alle!

Created By
marino 岡崎
Appreciate

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